アメリカの共和党議員(ものすごーくかっこ悪い人たち)

アメリカが誇る独立記念日の前日に。。。(2020/7/3)

 

 アメリカの共和党議員たち*、ほんの数日前までマスクを侮辱し、マスク推進派の民主党に徹底的に抗戦。上や下への大騒ぎ。。。 これが大国アメリカ、法の国アメリカの法律を作る人たちなの?って唖然とする茶番劇を展開してくれた。マスクを強要されることが基本的人権の蹂躙だとか、個人の自由の剥奪だとか。。。。

 マスクの良し悪しは別として、呆れるのは、マスクに関してまで、トランプ派と反トランプ派の政治問題に発展するってこと。今年初めの、トランプに対する弾劾裁判(1月の話だけど、もう遥か昔のような。。)と図式は全く同じ。要するに、共和党議員たちが無罪票を入れたように、マスクのことでも、「俺のマスク姿なんてマスコミに晒してなるものかーっ!」の意地っ張りトランプのご機嫌を損ねないようにしているだけ。

 この後に及んで、そこまでトランプの言いなりになる、悪魔に魂を売るとはこういうことなんだな。政治家としての使命感、信条、誇り、そんなのは吹っ飛んでしまった。もともとあればの話だけど。

 弾劾裁判で無罪投票を入れるのは、百歩、いや百万歩譲って良しとしよう。トランプに睨まれないよう自分の身を守ることに専念すればいいさ。

 でも、今、私たちは他でもない、ウィルスの脅威に晒されてるんだよ。ウィルスを敵と呼ぶには抵抗があるけど、仮に敵とみなすと、全人類の敵なんだよ。共和党とか民主党とかへったくれもない、人種間の壁も、国同士の境のへったくれもない。今こそ人類が手を取り合い一つになって、生き残りをかけて戦わなきゃいけないときになっても、トランプのご機嫌をとってマスクをしないわけ?こんなかっこ悪い話あるか!

 いや、待てよ。ほんとは君たち、かっこいいのよね。きっと自分がコロナウィルスにかかって症状が出て悪化しても、医者に行かない覚悟でいるんだよね。医者に行くということは、自分をケアしてくれる医師、看護師など今、医療最前線で必死で頑張っている人たちをさらに危険に晒すこと。現場をますます逼迫させること。

 そう、「マスクをしない選択肢をしたわたくしは、そんな人様に迷惑をかけるようなことはしませんよ。自分がかかったら、一人で家にこもってひっそりと治るのを待つか、あの世に直行するので、どうぞご心配なく。」「マスクをしない選択肢をしたわしが、人様に移したら私が一生かけて償うつもりじゃ。」という尊い覚悟ができているのよね。だからマスクつけないんだよね。きっとその覚悟のほどを、血判状にしたためてるんだよね。それならあっぱれ、百億歩譲ってかっこいいとしよう。

 ところがどっこい、ここに来て感染者数がうなぎ登り、さすがに身の危険を感じた彼ら、手のひらを返したように、マスクをつけ始めてる。あー、かっこ悪いったらありゃしない。つけないと決めたら最後まで貫けよな!トランプは怖いけど、死ぬのはもっと嫌という幼稚極まりない発想。じゃあ、議会の審議でのあの大騒ぎはなんだったの?ほんとはまともな審議に使われるはずだった貴重な時間、税金でまかなってるんだよね。

 覚悟もへったくれもない情けなさ。あ、そうか、だからトランプの下僕に成り下がってるんだもんね。百兆歩譲ってもかっこいいとは絶対にいえない、ぶざまな人たち、アメリカはやっぱりおかしい。

*お断り:共和党の議員全員を避難しているわけではございません。

 

https://news.yahoo.com/citing-irrational-fears-of-killer-pandemic-republicans-fight-face-masks-in-congress-204027452.html

https://www.nytimes.com/2020/07/01/us/coronavirus-masks.html